HAPPY7

子ども、親、先生たちのHAPPYのために♪

終わるのか、夏休みの宿題!?

夏休みもあとわずか…

8月も後半戦、みなさんはどんな夏を過ごしましたか?

コスケは山形県にある「飛島」ってところで綺麗な海と自然と猫に癒されてきました。

 

さて、そろそろ「学校」という漢字2文字が頭によぎるころ。

子どもたちはどう思っているのでしょうか?

「早くみんなに会いたいな。」

「あ〜あ学校が始まっちゃう。」

「宿題、終わってないなぁ。」

(夏休みの宿題って、なぜか本人よりもママやパパの方が、危機意識が高い気が。)

 

今回は小学校教師14年の経験と、実際に我が子と夏休みの宿題をやり終えた経験から「夏休みの宿題のあれこれ」を語ってみたいと思います。

もくじ

 

1 学校側の夏休みの宿題

小学校教師として宿題を考える上で、まず参考にするのが昨年の宿題です。

 

そのデータを見て、大体同じ量くらいになるように宿題を考えます。

中身もほぼ同じ。

国語と算数はプリントかワークブックなどを購入。

読書感想文などの作文も各学校に提出ノルマがあるので、

それを毎年の同じように出す。

自由研究や工作も、学校に応募が来るのでそれを中心に出します。

他には、多少学校や地域によって違いがあります。

 

まあ、毎年出しているから、同じように出す。

多すぎても、少なすぎても保護者から文句が出るから例年通り出す。

子どもたちのために創意工夫して夏休みの宿題を出している先生とは会ったことはないですね。

というように宿題を出す時は、特に何も考えません。

ですが、夏休みが終わるとその作品を2〜3日で一気にみることが憂鬱に。

作品の出品作業や作品展の準備。それに加えて、授業も始まるので、一つ一つの作品を丁寧にみることができません。

 

みんなが、思い思いに作ってきたのに…

慌ただしくて、じっくりと見れない、

  ごめんなさい。っいつも思ってました。

 

2 家庭にとっての夏休みの宿題

教師をしている時は、国語や算数などの宿題は、

はじめのうちにさらっと終わってしまう子が多いイメージでしたが、

我が家もそうでした。

問題は、読書感想文!自由研究!工作!

の強敵たち。特に読書感想文と自由研究は、教師の経験からもこれらは(1〜3年生)の子どもたちが自力で行うのはほぼ無理です。

だって学校で全く教えていない。しかも、かなりハードルの高い内容です!

(教えてないことを宿題に出すなよって)

読書感想文は、大人も困りますよね。

 

まず、ゴールが見えない。

完成形がよくわからない。

だから、あらすじをただ書いて、原稿用紙を埋めるしかない。

ってなります^^;

 

自由研究もしかり!

データの取り方、比較の仕方、考察の仕方など、小学校段階では全くやりません!

しかも2年生までは理科もない!!!

ほとんど全て、家庭に丸投げです^^;

 

よく表彰されるお子さんは、ご家庭の180%のバックアップがあります。

だから「夏休み子ども科学作品展」ではなく「夏休み親子協力科学作品展」というように名称を変更すべきです!

 

このように国語や算数以外の重たい宿題は、

本当に本当にご家庭の努力の賜物だと思います。

そこを学校側や教師は重く受け止めるべきです。

家庭の支援が受けられない子どもいるわけで、そのような子どもにとったら

これらはかなりしんどいです。実際、全くやってこれない子たちもいました。

 

3 終わらせるコツ

前提として、学校側として夏休みの宿題は「やってあるかどうか」しか確認しないということです。

 

その質は問われません。

 

とりあえず、中身がどうあれ、終わってあれば問題はありません。

 

ざっくりとですが、学校側の合格ラインは下記の通り

 

国語・算数など  ⇨ 問題を終え、◯つけがしてある。

自由研究・工作  ⇨ 何かしらの形になっていればOK

読書感想文    ⇨  だいだい指定の文字数くらいでOK

 

つまり、あまり心配しなくて大丈夫だということ。

(質を高めようとすれば、いくらでも時間はかけられますが。)

 

では、どのように終わらせるか。コツは?

 

1 国語と算数のコツ

学童に通っている場合は、学童で終わらせてくることが多いです。家庭の場合は、一日○ページで1日1時間と決めてしまうと良いです。

 

2 読書感想文のコツ

これにについては語ると長くなるので、次回の投稿に回しますが、

とりあえず終わることにフォーカスするなら、

①短めの本を読む

②あらすじを書いてマスを埋める

 ※たまにその子の感想を入れればOK

 

質にこだわないなら、あらすじで問題なしです。だって学校で何も教えてないから。

ある程度読める字で原稿用紙が埋まっていれば、文句はありません。また、通知表の評価に反映されることもないので。とりあえず書いてしまいましょう。

 

3 自由研究や工作のコツ

まず、自由研究は選択制なら手を出さないで、工作をやる。

本人がやりたいと言わない限り、やると言ったら親子共々覚悟を!

工作なら、まあ、ふわっと何かしら出来上がっていれば大丈夫です。

絵を選択するのも良いですね♪

 

問題は自由研究が必須の場合ですね^^;

自由研究は完璧を目指さない。成果が出ないくても大丈夫

まずはテーマを決めます。身近な「なぜ」をメモしまくります。

 なぜ、セミは泣くの? 

 なぜ汗はかくの? 

 なぜお腹が減るの?

 なぜ、パンは時間がたつとかたくなるの?

 なぜ、氷は白い部分と透明な部分があるの? 

このなぜなぜは、とりあえず30個くらい(もっとあってもよい)

を急がず、時間をかけてお子さんが考えられるようにしましょう。

旅先など、ふとした時に「なぜ」が降りてきますよ。

  ※テーマが思いつかない場合は、ググりましょう。

そして、この「なぜ」の中から、自宅で実際に調べられそうな「なぜ」をテーマに決めます。海はどうし青いのか?という、壮大な「なぜ」は実際に調べられません。

 

次に百均でなるべく薄いスケッチブックを買います。

 

そして次のような構成にしていきます。

①研究の動機 ②研究方法 ③研究結果 ④考察 ⑤まとめ

 

①きっかけを書きます。

②の研究方法では、どのように実験するかを説明します

③研究結果では写真を撮りながら進めましょう。

④結果から考えたこと気づいたことを書きます。

⑤素晴らしい研究結果は出なくて良いです。失敗も研究です。

 感想みたいになっても大丈夫です。

  

  以上が自由研究のざっくりとした流れです。

 

 

 

終わりに

 

この記事が

夏休みの宿題のストレスが減らし、

残りの夏休みを楽しくハッピーに過ごすための一助となれば幸いです。

       

            素敵な夏を♪

 

第二回の投稿を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 次回は「読書感想文の攻略法」について、書いてみようと思います♪