HAPPY7

子ども、親、先生たちのHAPPYのために♪

どうせやるなら、価値ある学びにしたい「音読」

1 音読の宿題のメリットは?

毎日、音読の宿題が毎日というお子さんは多いと思います。なぜ、全国の多くの小学校で毎日同じような宿題が出させれているのでしょうか?
 
それは、音読の宿題によって教育的なメリットがあるからです。例えば、
◉学習の予習・復習となり学びが定着する
◉文字を読み、声に出し、それを聞くというサイクルが脳の発達に効果的
◉すらすら読めると、内容を理解できる
◉学校で学びを家庭と共有できる
と、他にもあると思いますが、私はこのようなメリットを音読に感じていて、教師時代に宿題に出していました。

2 いつ音読をやるか

いつ音読をやっていますか?
家庭によって、いろいろあると思います。我が家の場合、入浴後のドライヤーで髪を乾かす時間は音読タイムです。2年生の娘は髪を乾かすので、3分以上はかかるので、音読するのに丁度良い時間です。※親が乾かしています。
 
ドライヤーをしている間は動けないので、好都合です。音がうるさいのがたまにキズですが^^;音読している本人は、自分の声が聞こえているようなので大丈夫です。
 
また、聞きずらさはあるものの、親も一緒に音読が聞くことができ、子どもとのスキンシップにもなります。
音読をするタイミングをルーティン化してしまうと、「音読したの?」「早く音読しなさい!」とイライラしなくてすみます♪

3 音読を一工夫して価値ある学びへ

さて、ここからは元教師のコスケが毎日の音読の宿題に一工夫して、価値ある学びの時間に変える方法を紹介します。

⑴どんなお話だった?
これほど手軽で、お子さんの脳みそを回転させる活動はありません。お子さんが音読をし終えた後に、大人が「どんなお話だった?」と尋ねればオッケーです。
 
我が家でもやります。1度音読し、理解したことを、再構築して他者に伝える行為。まさに最高のアウトプット。学習(ラーニング)ピラミッドでも分かるように人に教えることが最も学習定着率が上がるというのも良くわかります。※ちなみに講義や授業での学習の定着率は5%らしいです^^;

⑵毎日同じではつまらない

一週間同じところを音読の宿題に出されることはよくあります。「もういいよ。」と思ったことはありませんか?

 

お子さんが、すらすら音読でき、内容も理解しているようならば、別の本を読ませちゃいましょう。(音読カードには宿題のまま記入しておいてね!)

 

お子さんがその文が大好きで毎日音読したいというなら仕方ないですが、大概は飽きてだらだらと適当に音読しておしまい!となってしまいます。時間の無駄無駄無駄っ!

何を音読してもよいと思いますが、できれば新しく出会う文章がおすすめです。初めての方が、文字をしっかりと注意深く読み、音読の効果が上がるためです。

 
⑶ダウトを探せ
これは、注目させたい言葉を大人がわざと間違えて読み、間違いがわかったら「ブー!」と、言い、正しい答えを言うゲームです。ある程度、その文章を音読することに慣れてきたら行えます。私も教師時代に国語の授業でよくやりました。
 
例えば「たくさんのみどりの木が、あっというまに、火につつまれました。」(常学校1年国語上 教育出版)という部分を読む場合。「あっというま」という言葉を解説するよりも「たくさんのみどりの木が、いっしゅんで〜」と、間違えて読みます。
 
すると、お子さんは「ブー!」と言ってくれるでしょう。「あっというま」という言葉と「一瞬」という言葉が瞬時にお子さんの頭でつながり、語彙の拡充につながります。
 
また、「火につつまれました」という比喩表現を教える際も、「あっというまに、もえてしまいました。」と間違えて読むと、「火につつまれるって、木が燃えることなんだな。」と直感的に理解できます。
⑷早口で読む
音読に慣れてきたら、早口で音読してみましょう。文字を早く読むことは、それだけ視覚情報の処理速度も上がり、文章を読むスピードも上がります。また、文章を暗記する際も、早く読んだ方が記憶に残りやすいそうです。頭の体操にもなるので、「高速音読」と称してたまにはやってみるのも面白いですよ。

 

 

もっとたくさん、音読で工夫できることはありますが、今日はこのくらいで☆


「好きこそものの上手なれ」楽しい時間は脳みそが活性化します。逆に嫌々やっていると音読の効果は上がりません。どうせやるなら親子で楽しい時間を過ごしたいですよね。毎日の5分の積み重ねが、やがてお子さんの血肉となるに違いありません!

 

それでは、音読でHAPPYタイムをお過ごしくださ〜い☆