こんにちはコスケです。
涼しくなり天気が安定し、山登りが恋しい時期となりました。
「登山をしたいのだけど、実際にどんな準備をすればいいのか分からない。」
「いつも人任せだけど、たまには自分で計画して登山がしたい。」
そんな方に、今回は4段階に分けて登山の準備を解説します。この記事を読めば登山当日までの準備のイメージを持つことができます。楽しみながら準備を進めましょう♪
第一段階(一ヶ月前)
登りたい山を決める
「あの山に登りたい!」という場合は特に問題はありません。そうでない場合、ネットや雑誌であれこれ調べてみるのも登山の楽しみの一つです。
なかなか決まらない時は、選択肢を絞っていくと自分に最適な山が見えてきます。
また、最近は登山ユーチューバーも増えてきたので、山行動画を参考にしてみるのも良いと思います。
登山日から絞る
まずは、いつ登山するのかを決めましょう。家族や友人と日程を調整して、日帰りなのか、泊まりで行くのかを決めます。
登山日が決まり、例えば日帰り登山だとすると、それほど遠くへは行けません。(前泊で泊まるという方法もあるけど♪)登山日によって行ける範囲の山に絞ることができます。
登山経験(レベル)から絞る
次は、自分の経験(レベル)から登山できる山を絞っていきましょう。
登山日が決まり、自分の登山の経験で登れそうな山という条件で絞っていけば、おおよそ登れそうな山が見えてきます。
ネットや雑誌にはよく初級者向け、中級者向けなど登山レベルが載っているが参考になります。こんなサイトもあるので便利ですね↓
参加者の要望から絞る
また、当日登山へ行く家族や友人からの要望も参考になります。
具体的な山の名前が出てこなくても、「高山植物が見たい!」「鎖を使って登ってみたい!」「綺麗な川がある山がいい!」「滝が見たい!」という断片的な情報だけでも、山を決めるのに役立ちます。
アクセス方法を決める
山へ行くにはマイカーで行くか、電車やバスもしくはタクシーなどの公共の交通機関で行く方法があります。
マイカーで行く場合は登山口付近に駐車場があるかを確認しておきましょう。
電車やバスの場合は時刻や駅やバス停と登山口の距離などを把握しておきます。
当日の日程が大きく変わるため、マイカーor公共の交通機関は早めに決める必要があります。
第二段階(一週間前)
天気を確認する
いよいよ来週に登山が迫ってきました。週間天気予報を確認しておきましょう。この段階で雨マークでも、まだ諦めずに。2〜3日前までチェックしてどうしてもダメそうな天気にならリスケという選択肢もあります。安全第一で!
下記サイト『てんきとくらす』は、山ごとの詳しい天気や歩きやすさを教えてくれるので大変便利です。
食事はどうするかを考える
山で食べる食事は格別です。山頂で食べるカップラーメンは名店の味にも引けを取りません。おやつのラムネで感動するくらいです!
山での食事は大きく分けて3通り
①買うなり、作るなりして持っていく
②山で調理する(山ごはん)
③山小屋で食べる
多くの登山者は①ですが、だんだん慣れてくると②の山ごはんが作りたくなります。山で調理する場合は器具や材料が増え、装備重量が増えるので登山レベルは上がります。
③については例外的です。全ての山で食べられることはないので事前の調査が必要ですが、山小屋で食べる食事も最高です。
鍋割山の頂上の山小屋では、名物の鍋焼きうどんが食べられます。
ああ、美味しかったなぁ♪
地図を見て、コースを決める
いよいよ登山らしくなってきました。登山する山の地図を用意して、登山コースを決めます。ネットや書籍でモデルコースが紹介されているので、その中から自分に合ったコースを決めましょう。
登山用の地図にはコースの目安タイムが載っているので、それを参考にどのくらいで登れて、下山できるかを計算します。冬季は日の入りが早いので、余裕を持った時間配分で計画を立てましょう。
登り➕休憩➕下山➕予備時間=登山にかかる時間
当日の日程を決める
登山コースと登山時間が決まったら、当日の日程を決めましょう。朝は何時にどこへ集合して、どうやって山へ向かい、何時に登山を開始して、下山後は何をするのか。(下山後の温泉は最高!)
日程が決まったら家族や友達と共有しておきましょう。
装備を確認する
山や経験、そして山で何をするか(テント泊・山飯)によって装備は変わります。
登山シューズ、帽子、レインコート(雨具)、水筒、携行食、応急処置キット、熊よけの鈴など基本装備に加え、他にどのような装備が必要かを確認して準備しておきましょう。
第三段階(前日)
天気予報の確認
また、「山の天気は変わりやすい」ことも配慮する必要があります。曇り後雨という予報でも、山では朝から雨の場合もあります。雨だと登山道が悪路になり、最悪の場合滑落などの危険もあります。
こまめに天気をチェックして、場合によっては日程やコースの変更や、延期などの決断も必要です。
持ち物を揃える
「いよいよだなぁ」ザックに荷物を入れたり、装備を確認したりする時がワクワクします。ザックから出しやすいように、よく使う物や重い物は上の方に。念入りに準備しましょう。
食事や水分など当日に用意するもの以外はきちんと用意して、安心して寝られるようしたいですね。
当日の朝に持ち物用意するのだけはやめましょう。心のゆとりがなくなり、必ず何かしら忘れます^^;
スマホの充電
山では電波が弱かったり、無かったりします。電波を拾おうとするためスマホのバッテリーの減りが早いです。当日の朝に充電しても間に合わない可能性があるので、寝る前に充電をしておきましょう。
対策としては登山中は機内モードにするとバッテリーが減るのを軽減してくれます。他にもバッテリーを温存させる方法あるので下記記事が参考になります。
第四段階(当日の準備)
寝坊せずに起きる
それまでの準備が完璧でも寝坊してしまったら、元も子もありません。目覚まし時計とスマホのアラームなど最強の布陣で備えましょう。
水や食料の確保
道中のコンビニ等で、食料と水分の確保をしましょう。(また家から持ってくる)
特に水分は登山の生命線。山によっては水場や山小屋で水分を補給できる場合がありますが、基本はその登山(山行)で飲む水分はザックに入れていきます。
夏場の暑い登山と秋や冬の登山では水分の消費量が全く違います。私の場合は冬場だと500mlのペットボトル一本でも十分足りますが、夏場では1.5リットル飲んだこともあります。(3倍も!?)※個人差があり
また、登山中の携行食として、パクッと手軽に口に入れられるおやつも大切です。携行食は糖分を補給して、登山のパフォーマンスを上げてくれます。
私のおすすめはラムネや干し梅、キャラメルやチョコです。軽くてかさばらず、しかも高糖分です。休憩時には全身に染み渡ります。
おわりに
初めて登山を計画し準備することはハードルの高いことです。ですが、その計画や準備を通して思考力や企画力など地頭も高まると感じます。
是非、家族や友達と相談しながら登山の計画を立ててみてください。
また、親子で登山する場合は下記記事も参考にしてみてくださいね。